令和8年度事業計画
「共創えひめ 未来への懸け橋」
~挑戦と連携で築く持続可能な愛媛~
〈 活動の基本方針 〉
日本経済は、堅調な企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかに回復はしながらも、物価高や個人消費の弱さが混在するとともに、深刻な少子高齢化に伴う労働力人口の減少や低い生産性が大きな課題となっており、一方、世界経済についても米国の関税政策や中国経済の減速懸念等とも相まって、非常に先行き不透明な状況にある。
中でも大きな課題が持続的な賃上げであり、その原資を確保して賃金と物価の好循環を実現するためにも、生産性の向上を目指した設備投資やAIの導入などの産業DXの推進、デジタル人材の育成・確保、収益力の強化といった経営改革が求められている。
政府においては、「責任ある積極財政」の方針のもと、AI・半導体・造船等の戦略分野への「成長投資」や、経済・食料・エネルギー・国土強靭化等の「危機管理投資」を促進するとともに、燃料価格の抑制や減税政策等で家計や中小企業を支援することにより、「成長」と「分配」を両立させつつ、「強い経済」の実現を目指している。
また、愛媛県においては、人口減少対策、DX・官民共創の推進、防災・減災対策、地域経済の活性化の4点を重点施策として、県民の安心を守り抜くとともに、愛媛を将来に向けたゆるぎない成長の軌道に繋げていくための政策に精力的に取り組むこととしている。
こうした状況の中で、愛媛経済同友会では、「想像力」「発信力」「実行力」を柱に、次世代に向けた愛媛の価値創造を担う政策提言集団として、会員の絆をさらに深め、地域経済の振興や生活文化の発展に貢献することで、県内外からより高い評価と信頼を得る経済団体を目指していく。
令和8年度については、「共創えひめ 未来への懸け橋 ~ 挑戦と連携で築く持続可能な愛媛 ~」を活動テーマとして、令和7年11月に開催した「2025年度 全国経済同友会代表幹事円卓会議」等の成果も踏まえながら、今まで取り組んできた諸活動をさらに活発化するとともに、次の重点項目に留意して各種事業に取り組む。
■活動方針 1.愛媛経済同友会創立60周年記念事業の実施
- 令和8年に創立60周年を迎えるに当たり、11月4日(水)に記念式典及び記念祝賀パーティーを開催するとともに、記念誌の編纂及び記念事業を実施するため、実行委員会により企画・運営等を検討し、愛媛経済同友会のこれまでの歴史を振り返り、未来に向けた持続可能な発展を目指す取組みを進める。
■活動方針 2.各地の経済同友会との連携・交流の推進
- 令和6年に開催した「第121回西日本経済同友会会員合同懇談会」及び令和7年11月に開催した「2025年度全国経済同友会代表幹事円卓会議」の成果を踏まえ、今後もより一層、全国各地の同友会との連携や交流を促進する。
- 特に、本年4月の「第38回全国経済同友会セミナー高知大会」をはじめ、「第34回四国地区経済同友会交流懇談会」など、四国各地の経済同友会との連携や交流を深める。また、「西瀬戸経済同友会交流懇談会」など、近隣地域の経済同友会との相互交流など横連携による同友会活動の活性化にも取り組む。
■活動方針 3.活動の活性化と提言等の活動成果の積極的な発信
- 活動の要となる委員会においては、目標を明確にした事業計画のもと、会議や講演会、国内外での視察等を積極的に実施し、得られた成果を会員間で共有するとともに、県や市町、関係団体に対して具体的な政策提言を行うよう努める。
- 若手会員や女性会員、本県に赴任している支店長などの多様な人材の入会を促進し、性別や年齢、業種を超えたダイバーシティーの実現により、全会員が活躍し、交流できる場を創出する。
- 地域部会では、委員会活動と連携して地域課題に関する調査・研究や会員交流を促進するとともに、地元市町との協力・連携を深め、地域に密着した事業を展開する。
■活動方針 4.「チームえひめ」「オールえひめ」の取組みの推進
- 県内の商工会議所、商工会等の経済諸団体はもとより、県や市町をはじめ、協力協定締結の県内4大学との連携など、産学官の協力体制をさらに強化し、人口減少や地域課題に対応した新たな事業を展開する。
組織と具体的活動
(1)会務執行委員会
総務企画委員会
総務企画委員会は組織運営の中核として、各委員会・地域部会・外部団体との連携を強化し、共創の基盤づくりを推進する。
また、会務・財務・広報・事務局機能を一体的に運営し、挑戦を後押しする環境整備と情報発信の高度化を図ることで、同友会全体の価値向上と持続可能な組織運営に寄与する。
【事業計画】
-
共創を生む組織運営と委員会連携の強化
- 各委員会との企画調整を行い、円滑かつ効果的な活動を推進する。
- 委員会や地域部会との横断的連携を促進し、「共創」を生む仕組みづくりを行う。
- 幹事会前の協議事項・審議事項の精査を行い、迅速かつ質の高い意思決定を支える。
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挑戦を支える情報発信と広報機能の強化
- 各委員会活動や先進的な取り組みを積極的に発信し、挑戦を可視化する。
- ホームページの見直し・改善を行い、情報発信力と利用価値の向上を図る。
- デジタル活用を推進し、会員間の情報共有の迅速化と活性化を図る。
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連携を深める交流事業の推進
- 地域部会間の交流促進企画を実施し、多様な連携の創出を図る。
- 他団体との交流事業の調整・推進を行い、外部との共創機会を拡大する。
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持続可能な運営基盤の確立
- 適正な予算編成および執行管理を徹底し、健全で持続可能な財務運営を行う。
- 各委員会の事業推進を支援し、組織全体の実行力向上に寄与する。
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会員の成長と参画を促す仕組みづくり
- 新入会員オリエンテーションを実施し、早期の活動参画と定着を促進する。
- 会員相互の交流機会を創出し、資質向上とネットワーク強化を図る。
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重点事業
- 愛媛経済同友会創立60周年記念事業の実施および対外関連事業への対応を行う。
会員交流委員会
統一テーマ「共創えひめ 未来への懸け橋」~挑戦と連携で築く持続可能な愛媛~のもと、
- 愛媛経済同友会内における「想像力」「発信力」「実行力」が発揮できる人財の創出
- 会員相互の本気・本音の交流と東予・中予・南予で連携できるえひめの創造
- 愛媛経済同友会の参画意識の向上と会員同士のより一層強い「絆」づくりの実施
- 地域部会の強化と他委員会との連携事業の推進
- 他団体を中心に産官学の連携強化
- 令和6年10月に開催した「第121回西日本経済同友会会員合同懇談会」の成果を踏まえ、各地の同友会との連携や交流を一層深めて愛媛ファンづくりの実施
- 「第38回全国経済同友会セミナー高知大会」をはじめ、「第34回四国地区経済同友会交流懇談会」など、四国各地の経済同友会との連携や交流を深めるとともに、「西瀬戸経済同友会交流懇談会」など、近隣地域の経済同友会との相互交流など横連携による同友会活動の活性化
- 令和8年の愛媛経済同友会創立60周年記念事業に向けた企画・運営及び未来に向けた持続可能な発展を目指す取組
【事業計画】
- 6月 会員満足度の実施及び結果考察
- 8月 納涼会の企画及び運営
- 12月 忘年会の企画及び運営
- 3月 会員満足度向上へ向けた提案
- 通年 入会同期会開催
- 通年 会員相互の本気・本音の交流と東・中・南予での潜在力創出の追求
- 通年 西日本経済同友会会員合同懇談会で得た各地経済同友会との交流促進並びに愛媛ファンづくりの実施
- 通年 SNSを通じての愛媛経済同友会の取組の情報発信
- 通年 公式LINE登録普及へ向けた働きかけ
- 通年 令和8年の愛媛経済同友会創立60周年記念事業に向けた企画・運営
(2)調査研究委員会
人口減少対策委員会
令和8年3月1日現在、愛媛県の総人口は1,268,566人まで減少し、令和7年3月からの1年間で16,190人が減少しました。これは令和6年の減少数15,938人と比べ、さらに252人増加したことになります。令和5年3月には戦後初めて130万人を下回って以降、その勢いは留まる兆しがありません。このまま新たな対策を打たなければ、2060年に本県の人口は78.4万人まで減少すると予想されています。
このような深刻な状況を踏まえて、当委員会では以下のテーマに基づき調査研究を進めていきます。
愛媛県の人口減少の主な要因は、進学・就職時の県外転出、婚姻数の減少、そして出生数の減少にあります。このことにより生産年齢人口が減少し、県内企業における人手不足は今後さらに深刻化することが予想されます。
また、愛媛県内においては市町村ごとに人口減少の度合いや背景が異なるため、県全体を一括りにして人口減少の背景や原因を調査・分析するだけでは、地域ごとの課題を十分に把握することが困難です。よって、本年度は東予・中予・南予の3地区に分けて検討を行い、地域特性に応じた実効性のある対策を探っていきます。
さらに、人口減少に関する問題については、他の委員会と積極的に情報交換を行い、各委員会のテーマや取り組み等を共有・連携することで、横断的な課題解決を目指します。
加えて、他県の経済同友会との連携も視野にいれて、自治体間での連携推進や先進的な人口減少対策の調査・研究を進め、地域の持続可能性の向上に寄与してまいります。
【事業計画】
昨年も主だった活動が実施できなかったため、今年度は年度はじめより密に委員会活動を実施してまいります。
- 講演会および勉強会の実施
東予・中予・南予地域ごとの人口減少問題と対策をテーマに、専門家を招いた講演会や勉強会を開催します。これにより、地域特有の課題や解決策についての理解を深めます。
- 先進事例視察
人口減少対策に成功している他県や企業の事例を視察し、愛媛県への可能性を検討します。特に、ワーケーションの導入や街づくりの工夫など、具体的な取り組みを学びます。
- 人口減少の要因分析と対策検討
東予・中予・南予地域ごとに、県内移動、県外転出、出生数の減少などの実態を分析し、その背景と課題を明らかにします。これにより、地域特性に応じた対策を検討します。さらに、転出が多い若者の意識なども調査をおこない対策を検討します。
- 他委員会との連携強化
人口減少に関連する課題について、他の委員会と情報交換を行い、必要に応じて連携を図ります。これにより、総合的な対策の推進を目指します。
経営戦略委員会
企業経営に関するさまざまな問題について経済同友会のネットワークを活かし先進企業、老舗企業の取組、戦略などを学ぶ機会を提供して参ります。
AIの急速な発達などで「不確実性の時代」と言われる現代に企業として自立する為のサステナブルな戦略を学ぶ機会を提供して参ります。
また、物価高騰、人手不足に起因するインフレ下での企業の取組、働き方の変化についての講演会、勉強会を通して最新の企業戦略を学ぶ場を提供して参ります。
会員のみなさまにとって有意義な委員会運営に努めて参りますので積極的なご参加をよろしくお願いいたします。
【事業計画】
- 企業講演会
経済同友会のネットワークを活かした経営者を招聘し、先進企業事例、老舗企業のサステナブルな戦略などを学ぶ講演会を開催する。
- 経営戦略勉強会
専門家を招聘し、現在のビジネスにおける経営戦略を学ぶ勉強会を開催する。
- 事業承継研究
事業承継事例から、課題・ポイントの研究、成功・失敗事例の収集、助成金の調査などを行う。
- 企業視察
先進企業、老舗企業を視察しそれぞれの経営戦略を学ぶ。
環境エネルギー委員会
世界情勢は依然として各地で戦争が起きており、未だ終息の兆しが見えません。米国トランプ政権においても、カーボンニュートラル(CN)への取り組みは非常に消極的であり、2050年CN実現に向け様々な問題が発生しています。我が国としては先ずは国民ひとり一人のCN実現への意識を更に向上させ、日常生活や企業活動を通して脱炭素への行動を活発化していかなければなりません。
当委員会として今年度は下記事業計画を実施し、会員みなさまの更なる意識強化や再来年度県への提言につなげ、2050年CN実現へ貢献して参りたいと考えます。
【事業計画】
各種講演会や勉強会・意見交換会、施設視察見学会を計画し、脱炭素への知識向上とカーボンニュートラル社会を実現します。
- 講演会含め勉強会・意見交換会・懇親会を3回開催する。
- 川崎重工業による脱炭素への水素利活用講演会
- 愛媛大学、核融合科学研究所による核融合講演会
- 環境問題講演会
- 各種視察見学会を2回開催する。
- 四国電力による四国におけるエネルギー調達の現状と安全対策を伊方原子力発電所にて学ぶ。
- 核融合施設・・・次世代エネルギーの可能性と現状を学ぶ。
第一次産業活性化委員会
愛媛県、とりわけ南予地域においては、農業・漁業などの第一次産業が地域経済を支える基幹産業となっている。一方で、担い手不足や人口減少などにより、第一次産業を取り巻く環境は年々厳しさを増している。
本委員会では、「かっこいい第一次産業」をキーワードに活動を行っている。ここでいう「かっこいい第一次産業」とは、単に稼げる産業というだけでなく、若者が生き生きと働き、地域を盛り上げる原動力となる、輝いている農業・漁業の姿を指す。
令和7年度は、八幡浜の昭和水産や伊方町の株式会社ニュウズなど県内の先進的な一次産業の視察を行い、経営の視点を取り入れた農業・漁業の取り組みを学んだ。また、台湾においては漁業移民の歴史や海外展開の事例を学んだ。さらに、宇和島ミニツアーでは遊子の段畑や蒋渕地区の養殖現場を視察し、南予の豊かな自然と地域に根差した第一次産業の魅力を体感した。
8年度は、これらの学びを踏まえ、県内外の先進事例の研究や視察、関係者との意見交換を通じて、第一次産業の高付加価値化や担い手確保、地域活性化につながる方策を探り、未来への懸け橋になるべく活動を行う
【事業計画】
- 第一次産業の高付加価値化の研究。
6次産業化やブランド化、輸出など、生産だけでなく加工・販売まで含めた経営モデルについて調査・研究を行う。
- 講演会・勉強会
第一次産業の経営者や専門家を招き、担い手不足や収益向上などの課題について学ぶ機会を設ける。
- 県内外の先進事例の視察研究
地域産業の活性化に成功している地域や企業を視察し、愛媛への応用可能性について検討する。
- 成果共有
委員会活動で得られた知見を会員間で共有し、第一次産業の魅力や可能性について情報発信を行う。
文化芸術委員会
令和10年度に愛媛県で開催される「国民文化祭」に向け、文化芸術委員会は、地域文化の振興、観光・経済・教育への波及効果を最大限に高めるための提言・啓発活動に取り組む。
特に本年度は、愛媛県との協議を通じて、国民文化祭に向けた具体的な行動計画の検討を進める。
- 愛媛県との意見交換を通じ、経済同友会としての役割や関わり方を整理し、
- 高知県で開催される国民文化祭の視察を通じて、官民連携や機運醸成の手法を学び、
- 愛媛県と大分経済同友会との交流会開催を検討し、先催県の知見を共有する。
委員会活動を通じて、文化を軸にした「共創・協働型の地域づくり」の可能性を模索し、令和10年に向けての行動目標を立案する。
また、一昨年度に提言としてまとめた「俳句の力で愛媛県魅力倍増計画」について「国民文化祭」に向けての発展的展開策を模索する。
【事業計画】
- 愛媛国民文化祭に向けた提言書策定
- 国民文化祭の「開催前・開催時・開催後」の三期に分け、地域文化振興や観光・経済・教育等への波及を促す方策を構築する。
- 委員内での定例勉強会、分科会を通じて議論を深め、令和8年度に愛媛県へ提出予定の提言書の第一次案を、本年中にまとめる。
- 併せて、経済同友会内部に向けての提案書も年度内に骨子を策定する。
- 講師を招いた学習会(大分経済同友会等)
- 国民文化祭における経済同友会の関与事例として、大分経済同友会の元委員長等を招き、実施プロセス、民間の役割、官民連携の方法について学ぶ。
- 委員及び関係者を対象とした公開型で実施し、他委員会や行政担当者との連携の契機とする。
- 視察(大分県)
- 過去2度の国民文化祭を開催した大分県を訪問し、大分経済同友会、行政、文化団体等との意見交換を行う。
- 地域文化の継承・創造・発信の在り方、産業や観光との融合モデルを現地で学ぶ。
- 文化芸術体験と現地調査(県内)
- 愛媛県内における生活文化・食文化・地域芸能・舞台芸術・文化団体の活動実態を把握するため、各種芸能鑑賞・地域文化催事の参加を通じた体験学習を行う。
- デジタル文化の活用、国際連携の推進、多様な参加促進(ユース・障がい者・高齢者など)など国民文化際に向けての特色あるテーマの研究
- 「俳句の力で愛媛県魅力倍増計画」の継続的な推進を図るとともに四国新幹線俳句コンテストをインフラ整備委員会と協力の上推進する。
スポーツ振興委員会
スポーツは競技性のみならず、「観る」「楽しむ」体験としての魅力を持っています。
プロスポーツ、eスポーツ、体験型イベントなどを通じて、市民や観光客が日常的にスポーツに触れる機会を提供することは、地域経済に新たな付加価値をもたらします。
プロスポーツを応援する委員会としてスポーツを「エンターテインメントスポーツ」として現実的な集客・収益事業として確立できるよう研究するとともに、地域の企業や団体とのパートナーシップを構築しエンターテインメントスポーツが将来、地域に根差した文化となるよう協力関係を築きます。
また、地元企業や観光業者、地域自治体などと連携し、スポーツを通じて愛媛県の経済発展の架け橋となる運動を行います。
【事業計画】
- スポーツ団体の県内の試合・大会等の応援
- 愛媛のプロスポーツを地域収益事業とするための調査・研究、スポーツビジネスに関する研究会・勉強会の開催、スポーツを収益事業として成功させている県外地域への視察
- 地元企業や観光業者、地域自治体との連携による、スポーツコンテンツと観光コンテンツをミックスした「スポーツツーリズム」を確立するための研究
産学官連携委員会
「共創えひめ 未来への懸け橋」~挑戦と連携で築く持続可能な愛媛~の活動テーマのもと、企業・大学等教育機関・行政が相互に知見と資源を持ち寄り、地域課題の解決と新たな価値創造につながる産学官連携の推進を目的に活動を継続していく。
【事業計画】
- 産学官連携強化による人材育成・確保の推進、大学・高専等との連携を通じ、デジタル人材・次世代産業人材の育成に関する意見交換・事例共有を行い、地域企業への人材還流を促進する。
- DX・技術活用を軸とした地域産業の高度化支援
AIデジタル技術の活用や研究シーズの社会実装に向けた産学官連携の可能性を検討し、企業の生産性向上や新事業創出につながる提言を行う。
- 地域課題解決型プロジェクトの創出
防災、減災、地域活性化、持続可能な産業構造の構築等をテーマに、愛媛経済同友会の各委員会と連携して実証的取り組みやモデル事業の創出を目指す。
- 政策提言に向けた情報発信と連携強化
委員会活動を通じて得られた知見を整理し、行政への提言や同友会内外への発信を行うことで、愛媛県内における産学官連携の機運醸成を図る。
地域防災対策委員会
30年以内に80%の確率で発生が予想される南海トラフ巨大地震をはじめ、各地で地震が頻発している。また、毎年甚大な被害をもたらす豪雨災害・台風災害、さらに近年増加傾向にある大規模火災等、企業を取り巻く自然災害リスクはこれまで以上に高まっている。
こうした自然災害リスクの高まりを受けて、当委員会では「企業として何をすべきか」「どう備えれば被害を最小限に抑えられるか」を一緒に考え、議論できる場を提供していきたい。
頻発する地震・豪雨・火災等の災害により、企業・個人の別や規模の大小を問わず等しく高まった危機管理意識を契機として、地域防災対策活動へもつなげていきたい。
防災対策は自助・共助・公助を基本とするが、当委員会では自助・共助に焦点を当て、啓蒙の輪を広げ、有事の際、一人でも多くの命を救える存在となることを目指す。
【事業計画】
- 防災士養成講座の斡旋
- 防災講演会の実施
- BCP先進地域視察研修の実施
- その他、活動方針に沿う関連事業の実施
観光振興委員会
日本経済は堅調な企業収益や雇用・所得環境の改善を背景に、緩やかに回復はしながらも、物価高や個人消費の弱さが混在するとともに、深刻な少子高齢化に伴う労働力人口の減少や低い生産性が大きな課題となっており、一方、世界経済についても米国の関税政策や中国経済の減速懸念等とも相まって、非常に先行き不透明な状況にある。
その中で愛媛県において観光産業が成長産業としてみなされていることも踏ま え、愛媛経済同友会では、「想像力」「発信力」「実行力」を柱に、次世代に向けた愛媛の価値創造を担う政策提言集団として、県外観光客のみならずインバウンドに選ばれる観光産業であるためにはどうあるべきかを発信し、県内外からより高い評価と信頼を得ていく。
- 東中南予それぞれの長期滞在できる周遊観光のための体験型観光の研究をする。
- 愛媛経済同友会主導による行政、大学、産業での意見交換及び連携を模索する。
- 愛媛県内外、外国へ愛媛の観光の魅力の発信を検証する。
【事業計画】
- 長期滞在のための夜間観光、体験型観光の調査、視察、提言
長期滞在のために、昼の観光コンテンツのみならず、夜間観光コンテンツや新たな体験型産業観光の掘り起こしを行うとともに、実証実験や視察を実施し、Velo-city 2027Ehime に合わせた提言に繋げる。
- 愛媛県長期滞在周遊観光の産官学連携の推進
新たな東予・中予・南予の観光コンテンツの研究を行うための産学官の連携を行い、産学官ワークショップ開催を検討する。
- 愛媛県の観光振興を模索するために先進地への視察及び講演の実施
観光戦略で成功した先進地へ視察を行い、その視察により検証した結果で講演会を行う。
インフラ整備委員会
- 四国四県の経済同友会や他の経済団体と連携を図り、四国新幹線実現に向けた愛媛県内及び四国全体の機運の醸成を図る。
- 四国新幹線の実現が進学や就職など、将来の生活や経済活動に直結する若い世代に向けた啓発運動を展開する。
- マスコミやSNSなどを活用して、四国新幹線実現に向けた広報PRを図る。
- その他、道路・河川・港湾・空港・下水道など、高度成長期に造られたインフラの老朽化問題などについて調査・研究する。
【事業計画】
- 四国内の経済同友会で開催される「四国新幹線に関する検討会」や、四国新幹線整備促進期成会などの催しに参加したり、他の経済団体と連携して講演会等を開催するなど、情報交換と啓発を図る。
- 2023年より実施している「四国新幹線俳句コンテスト」を、今後も継続して実施できる"機運醸成活動"とするべく、他の委員会と積極的に連携する。
- 啓発グッズや広報PRに繋がる制作物をつくり、マスコミ各社や県内各プロスポーツ団体などとも積極的に連携して情報発信や啓発を図る。
- 全国各地で進む新幹線整備(又は老朽化インフラへの対策)を現地視察し、成功事例を調査・研究する。
- 今後急速に劣化が進行・拡大するであろう高齢化したインフラを、これからの人口減少社会で維持していく問題について、理解を広めるべく講演会等を開催する。
海外市場・人材委員会
我が国では少子高齢化の進行により労働力人口の減少が深刻化しており、特に地方経済においては人材確保が経営の最重要課題となっている。外国人材の受入れは拡大しているものの、韓国・台湾等との人材獲得競争が激化しており、日本、とりわけ地方が「選ばれる地域」であり続けるためには抜本的な戦略転換が求められている。
加えて、技能実習制度の見直しと「育成就労制度」への移行により、外国人雇用は"短期労働力"から"中長期的な戦力化"へと大きく転換している。しかしながら、受入れ企業においては制度理解不足、受入れコスト、生活支援体制の不備など、現場レベルでの課題が山積しているのが実態である。
また、海外市場においても、サプライチェーンの再編や新興国市場の拡大など、県内企業にとって新たな成長機会が広がる一方で、情報不足や人材不足により十分に活かしきれていない現状がある。
本委員会では、「共創えひめ 未来への懸け橋」のもと
- 外国人材の確保・定着・戦力化に直結する実践的課題の解決
- 海外市場との接続による地域企業の成長機会の創出
- 現場視点に基づく実効性ある仕組みづくり
に重点を置き、調査・研究・視察を通じて、企業経営に資する具体的知見を蓄積するとともに、必要に応じて政策提言も視野に入れた活動を展開する。
【事業計画】
- 外国人材「確保・定着」に関する実態調査と課題抽出
- 会員企業アンケート・ヒアリング実施
- 採用ルート、コスト、離職理由、生活支援等の分析
- 制度対応・実務ノウハウ共有(勉強会の実施)
- 育成就労制度、特定技能の実務
- 成功事例・トラブル事例の共有
- 海外視察
- 国内先進事例視察
- 海外市場動向の把握
- 成果整理
(3)愛媛経済同友会創立60周年記念事業実行委員会
創立60周年記念事業として、記念式典や記念事業、記念誌の発行等の企画・運営について検討、協議を行う。
(4)会員交流活動
○地域部会
四国中央、新居浜・西条、今治、八幡浜・大洲、宇和島の各地域部会において当該地域経済の活性化と会員相互の親睦を図るとともに、各委員会及び参加希望会員との交流会を開催する。
○納涼会、忘年会
全会員を対象に、8月に納涼会を、12月に忘年会を開催する。
○ゴルフコンペ
ゴルフ会の会員を対象に、年4回のゴルフコンペを開催する。一般会員の参加も妨げない。
○各地域同友会との交流
今年度開催が予定されている次の各交流懇談会をはじめ、各地域同友会との交流を行っていく。
- 第12回西日本経済同友会代表者会議
- 開催日:8月7日(金) 於:大阪府
- 第34回四国地区経済同友会交流懇談会
- 開催日:9月11日(金)~12日(土) 於:高松市
- 第123回西日本経済同友会会員合同懇談会
- 開催日 10月16日(金)~17日(土) 於:奈良県
- 2026年全国経済同友会代表幹事円卓会議
- 開催日:11月27日(金) 於:東京都
- 第42回西瀬戸経済同友会交流懇談会
- 開催日:未定 於:松山市